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2018年01月18日（木）

【R・T・P・概要】

　『ロード・トゥ・パーディション』は、2002年に公開されたアメリカの映画です。マフィアでありながらも温かい家庭を築いてきたある男性が、ボスの息子に妻子を惨殺され、生き残った長男と共に彼らの復讐を遂げる旅に出る姿を描いたフィルム・ノアールです。この作品は第75回アカデミー賞で撮影賞を受賞しています。

【R・T・P・あらすじ】

　1931年、アメリカ中部にあるイリノイ州のとある町は、マフィアであるジョン・ルーニー（ポール・ニューマン）によって支配されていた。

　彼は、ひとり息子のコナー（ダニエル・クレイグ）と暮らしていたが、わがままですぐに暴走してしまうコナーに、冷淡な態度をとっていた一方で、彼の部下の一人であるマイケル・サリヴァン（トム・ハンクス）には、まるで父親のような愛情をもって接していた。

　そのマイケル・サリヴァンには、愛する妻とマイケルJr.（タイラー・ホークリン）とピーター（リアム・エイケン）とう名のふたりの息子がおり、外でマフィア家業をしているのとは裏腹に、家では温かい父親として幸せな生活を送っていた。

　ルーニーも、たびたび彼の自宅に訪れ、マイケルJr.とピーターにとって、ルーニーは優しい祖父のような存在であった。

　ところが、そんなある日、父親の仕事が何なのかをずっと疑問に思っていたマイケルJr.は、こっそりと彼の後を付けていった先で見た、父親が人殺しをする姿を目の当たりにして、大きなショックを受けることになる。

　盗み見していたことをサリヴァンに見つかったマイケルJr.は、彼に叱責され、決して口外してはならないと言い渡され、ルーニーにも同じこと言われｒｙことになる。

　しかし、父とルーニーの仕事が、人殺しであることを知ったマイケルJr.は、その後、彼らに冷たい態度をとるようになっていった。

　そんなある日、マイケルJr.が学校から帰ってくると、コナーが自宅から出てくるのを目撃する。

　家の中に入り、いつもいるはずの母親と弟の気配がないことを不思議に思った彼が、家の中を探し始め、二階の浴室で無残な姿に変わり果てた母親と弟の姿を発見する。

　これまで積もりに積もったサリヴァンに対する嫉妬が爆発したコナーによって、二人は殺害されたのだ。

　夜遅く自宅へ戻ったサリヴァンは、惨殺された二人の亡骸と、これを前に茫然自失となっているマイケルJr.の姿を見て、すべてを察することになる。

　そして、マイケルJr.とともに、大きな悲しみに打ちひしがれたサリヴァンは、ふたりの復讐を心に誓い、マイケルJr.を伴って、ルーニーの下を訪れることに…。